菓子職人の技ずらり!14年ぶり小樽菓子まつり復活!

kasi.jpg 小樽の和と洋の菓子職人たちの技術がずらりと並ぶ「第16回小樽菓子まつり」(北海道菓子工業組合小樽支部主催)が、11月22日(木)から始まった。



 甘~い砂糖やあんなどで作られた、本物そっくりなトマトやアスパラガス、リンゴ、柿などが、長崎屋小樽店2階公共プラザにずらりと並ぶ。「本物みたい」と子供たちの声が、会場に響き渡る。サンタクロースや昭和の原風景など、菓子で作られた精巧な作品も展示され、買い物客の足を止め目を奪っている。
 参加したのは、市内のつくし牧田やイナホ製菓、花月堂、新倉屋、あまとうなど組合加盟の12社。
 「小樽菓子まつり」は、菓子づくりの技をアピールするために、昭和20年代からスタートした。4年に一度の行事で、どら焼きや和菓子などの実演販売が行われ、好評を博していた。1993(平成5)年の第15回で、菓子まつりは一時中断した。世代交代や職人の高齢化などで組合員が減少したためだという。
 それから14年、組合員たちは「小樽市と菓子組合の活性化」を目指し、再び機運を高め、菓子まつりを復活させた。
 牧田稔小樽支部長(つくし牧田)は、ただ菓子を展示したり実演販売するだけでなく、本物そっくりのメロンやバナナ、リンゴ、アスパラガスの工芸菓子を作り、本物当てクイズを企画した。正解者には賞品も用意している。同組合では、「集客も前回から比べると少なくなっているが、これを機に、また4年後も開催して、盛り上げたい」と話している。
 会場に足を運んだ主婦や子供たちは、工芸菓子が並ぶショーケースに目を凝らし、どれが本物なのか、にらめっこしていた。
 「小樽菓子まつり」は、22日(木)から27日(火)10:00~18:00(最終日17:00)まで。入場無料