15日(木)、1年振りに小樽の街に雪がやって来た。これは、北海道の上空に強い寒気団が入り、冬型の気圧配置となったためで、いよいよ小樽の雪のシーズンが始まった。
15日は、朝からみぞれ模様となり、通勤・通学の市民たちは、傘を差しながら、職場や学校に向かっていた。10時過ぎから本格的な雪模様となり、市街は、1年ぶりに積雪が観測された。
2日に初冠雪を記録していた天狗山も、ゲレンデは真っ白となり、市街を囲む山々も雪をかぶり、小樽に本格的な雪の季節の到来を告げた。
寒気団が入ったことで、気温が下がり、11時には0℃を記録した。これは、14日(水)の11:00の気温より11.2℃も低い。
雪の到来で、スノータイヤに替える客が、自動車販売・修理店に殺到しており、店側はその対応に追われていた。除雪用品を売る店では、店先までいっぱい商品を並べ、雪商戦に取り組んでいた。
札幌管区気象台が、11月15日10時33分に発表した天気概況は、「北海道付近は、16日にかけ冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が入る見込みです。15日9時の後志地方の天気は、概ね雪か雨が降っています。15日は、曇りで時々雪が降るでしょう。16日は、後志地方では曇り時々雪の見込みです。 海の波の高さは、15日から16日にかけて2.5メートルとやや高いでしょう。」としている。