市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・鈴木隆学院長)の第40回戴帽式が、11月2日(金)10:30から厳粛に行われ、戴帽生32名は決意を新たに、臨床実習に挑むことになった。
戴帽生の家族や関係者約120名の温かい拍手の中、32名の生徒たちは、会場の学院体育館に入場した。鈴木学院長が、「天使のように患者様に接することがあなた方の使命。実習で学び、この場で卒業式を迎えることを願っておりますと挨拶した。久保真知子主幹から、生徒一人一人に新しい真っ白なナースキャップが被せられた。
来賓の山田厚副市長は、「ナイチンゲールの精神にならい、新たな決意をし、看護職の新しい出発となる。21世紀の看護を担うように成長することを願っている」とエールを送った。
キャンドルサービスでは、真っ白なナースキャップを被った戴帽生2人が向き合い、キャンドルに火を灯して会場を回り、新たな決意を誓った姿を、家族らに披露した。火を灯したキャンドルを両手でしっかり握り締めてステージに並び、学院歌の『愛こそは、わがつとめ』を斉唱し、会場に美しいハーモニーを響かせた。
先輩となる学院3年生の田村励奈さんは、「帽子やエンブレムをもらって感動でいっぱいでしょう。患者様にとって何が良いのか分からなくなることもありますが、いつまでも、今日という日を思い出して下さい。人間性豊かな看護者になってもらいたい」と、うっすらと涙を浮かべながら祝辞を読み上げた。