小樽市総合博物館(手宮1)は、同館エントランス前庭に、民間経営によるレストランの設置を計画しており、11月1日(金)から12月28日(金)まで出店希望者を公募する。
今年7月に旧交通記念館をリニューアルオープンした総合博物館には、入館者から「食事が出来る場所はないのか」、「レストランはないのか」などの問い合わせが多く寄せられている。
旧交通記念館では、1996(平成8)年開館以降、館内にレストランを設置していた。グランドホテルのレストランやそば・うどん屋などが出店したが、入館者をターゲットとし、開館時間内という制約もあり、売上が伸びず、撤退が相次いでいた。最終的にレストランスペースが休憩所となってしまっていた。
この失敗から、同館では、館内にはレストランを設けず、前庭の道路側の敷地を貸し付け、入館者や一般の人をターゲットにした民間によるレストランの設置を決めた。使用許可面積約200平米の借地料は、月額17,000〜18,000円の予定で、営業日や営業時間などについては出店者の考え方に任せるという。レストラン出店の費用負担は、店舗設置工事(建物・上下水道設備・電気・ガス設備など)と店舗運営費となっている。
「総合博物館にマッチしたレストランの建物を設置し、来館者のニーズに応える飲食の提供が出来る方を公募します」と、公募型プロポーザル方式で出店者を募っている。参加資格は、レストラン経営のノウハウを持ち、総合博物館運営を理解し協力する意思のある人。
11月12日(月)14:00から、出店者募集説明会が同館会議室で行われ、来年のゴールデンウィーク前にはオープンする予定で進められる。
問合せ:0134-33-2523 小樽市総合博物館(担当:小田・旭)
◎敷地概要図