小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会が、1年間の議論を終えて答申をまとめ、10月25日(木)11:00、菊譲教育長に提出した。
同検討委員会(秋山義昭委員長)は、2006(平成18)年7月に教育長から諮問を受け、市内4小学校の統廃合を強力に進めた「小学校適正配置実施計画案」が、市民保護者から賛同が得られず、異例の白紙撤回に追い込まれたことで、新たな計画の策定に向けて審議していた。
今年5月に中間報告が公表され、6月から7月まで市民意見を募集したが、大きな変更はなく答申がまとめられた。(小樽市立学校の規模・配置の在り方について答申)
答申は、「今後の児童生徒数の推移から隣接した2つの学校の統合だけでは、望ましい規模が将来的にも安定的に確保出来ないケースが想定される。適正配置計画を進めるにあたり、年少人口の居住分布、地形や地勢、生活圏などを考慮して、地区ごとにその状況を検討し、その中でバランスに配慮した学校配置を行うことが望ましい」とまとめられている。
答申を受けた教育委員会では、「前回、苦い経験をしているので、地区ごとのバランスをみる必要がある」と話している。今年度中か来年度には計画を策定し、学校配置のスタートは2010(平成22)年度を予定している。
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