小樽の波音を収録したCDの販売収益の一部で、海岸のゴミを清掃するボランティア活動が、10月20日(土)10:00から、秋色に染まる東小樽海岸周辺で行われた。
ボランティア清掃を行ったのは、レコードレーベル“オタルレコーズ”を主宰している宮越貴大さん。宮越さんは、小樽の海岸の波音を収録したCD「otaru~nami」を販売しており、この売上の一部で、今回の小樽の海岸の清掃活動となった。
桜町出身の宮越さんの地元の東小樽海水浴場は、今年も多くの海水浴客で賑わいを見せていたが、シーズン後の海岸には、バーベキューセットや空き缶など、大量のゴミが散乱していた。第1回の清掃活動をこの海水浴場で行うことに決め、家族・友人7人や、小樽ジャーナルの記事を見て参加した、ほっかいどう海の学校関係者1人と小樽市役所職員2人の計10人が集まった。45Lのゴミ袋30枚を用意し、JR函館本線の小樽側から札幌側にかけて、ゴミを収集した。
線路沿いの木々が秋色に染まり穏やかな波音が広がる中、厚手のジャンパーを着た参加者たちは、レコード名を書いた腕章をして、黙々と作業にあたった。ペットボトルや空き缶などの小さなゴミやキャンプ用具などの大きなゴミもあり、用意したゴミ袋はすぐに満杯となり、たちまちゴミ袋の山が出来上がった。このため、さらにゴミ袋20枚を追加し、作業を続けた。
「天候が荒れると思っていたが晴れて良かった。海はきれいなのに、ゴミが多くてびっくりした。継続的に清掃活動をやらければいけない。僕は、東京で仕事をしているので、海の波音を聞ききながら、ゴミ拾い出来るだけで嬉しいが、小樽の人が、楽しんで清掃活動に参加出来るように工夫したい。今後は、ゴミ拾いのあとにバーベキューを行うなどのイベントにしたい」(宮越さん)と、次回は、来春の雪解け後に行うことにしている。問合せ:info@otarurecords.com
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