消えるビッグツリー再び!ウィングベイ小樽


 小樽築港のウィングベイ小樽で、これまで7年間もクリスマスを華やかに彩っていた、道内有数のビッグツリーが、今年で姿を消すことになっていたが、本社の報道(10月4日付)で、ビッグツリーが引き続き、小樽のクリスマスシーズンを鮮やかに彩ることになった。
 ビッグツリーは、ウィングベイ小樽のネイチャーチャンバープラザの庭に設置され、小樽のクリスマスシーズンをロマンチックに彩ってきたシンボル的オブジェだった。樹齢100年、高さ22mの日高産トドマツを使用した道内最大級のビッグツリーで、約4万個のイルミネーションが小樽の冬を演出していた。旧マイカル時代から7年間にわたり設置され、市民からも親しまれるものとなっていた。
 「日高産のトドマツを寄贈してもらって、イルミネーションを点灯してきたが、小樽港マリーナのヨットハーバーなどで、灯りが広がっていたので、一つの区切りとして、今年は設置見送りを決めた」と、小樽ベイシティ開発では、費用の問題もあり、館内のイルミネーションを拡充することで対応することにしていた。
 しかし、このビッグツリーの設置見送りを報じた小樽ジャーナルの記事を読んだ市民などから、数多くの問合せが殺到。「小樽ジャーナルのホームページに載せられ、口コミなどで広がり、小樽の人が、どれくらいビッグツリーに期待をしているかが分かった。小樽市民の反響が大きく、これまでの思い出もあり、残して欲しいという大きな声が殺到した。小樽のクリスマス時期のシンボル的なものを継続した方が良いと考えた」と、引き続き設置することを決めた。
 すでに、日高町にトドマツ寄贈の協力を求めており、ビッグツリーのイルミネーションの点灯を、11月9日(金)に行うことを決め、設置作業が、来週から本格的に開始される。
 ビッグツリーが設置されることになり、市内の観光関係者たちも、「小樽のクリスマスの象徴的なものだったから、引き続き設置されることになって良かった」と安堵していた。
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