小樽総鎮守住吉神社の秋季大祭が、14日(日)から16日(火)まで開かれている。広い境内の両側には露店が並び、本殿では、初穂を束ねた“稲玉守”が参拝者たちに配られている。
秋季大祭は、同神社の神田で今年刈り取った初穂を祝う。配られる“稲玉守”は、神社神道の基本数字8の倍数16本を一束として、神社願文をまき付けたもの。来年1年間の清め物として、神棚や玄関先に祀り、来年の秋季大祭か、再来年の神社のどんど焼きに納める。「明け来る年が、豊穣な初穂の如く、良き美わしき年になりますように」と願う神事。
初日の14日(日)は、時折冷たい風が吹きつける生憎の天候で、参拝者の姿はまばらだったが、家族連れの子供が、露店のくじやゲームで遊ぶ姿が見られた。七五三の参拝者たちも訪れており、本殿までの階段を上り、一家に一束の“稲玉守”を受け取っていた。
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