国土交通省が9月19日(水)に発表した都道府県地価調査(平成19年7月1日)で、小樽市内の塩谷の住宅地が、全国下落率ワースト7位にランクされたことが分かった。
市内の基準地価の調査地点は、住宅地21ヶ所、商業地6ヶ所。昨年と比較すると住宅地は-7.8%、商業地は-5.9%となった。
この中で、「基準地価格及び変動率順位表」の下落率順位表(全国)で、小樽市内の塩谷2-57-64の住宅地が、19,500円/平米(平成18年)から17,000円/平米(平成19年)に12.8%減少したため、全国ワースト7位にランクされた。
昨年は、全国住宅地の下落率でワースト10のうち、2位・3位と7位・8位に4地点がランクされ、全国的なワースト都市と位置づけられたが、今年はなんとか1ヶ所にとどまった。
一方、お隣の倶知安では、オーストラリアからの人気で、全国住宅地の上昇率で、東京都を差し置いて1位になっている。小樽市の人口は、今年14万人台を割り込み、13万人台へ突入し、人口減少がさらに加速している。経済の停滞、悪化する市の財政状況などで、市の地価動向は、一向に上昇の気配が見えてこない。
◎小樽市地価調査一覧
◎平成19年都道府県地価調査
◎人口10万以上の地方都市の変動率表
◎基準地価格及び変動率順位表