小樽の冬の一大イベントにまで成長した「小樽雪あかりの路」の第10回開催(2008年2月8日~17日)に向けて、お隣韓国では、早々と韓国ボランティア団体「OKOVO」の動きが本格化している。このイベントには欠かせない存在となった韓国ボランティア団体には、今回、最多の756人もの応募があり、雪あかりの路の関係者たちを喜ばせている。
韓国ボランティア団体「OKOVO」は、Otaru snow gleaming festival KOrean VOlunteers(小樽雪あかりの路韓国ボランティア団体)の略。2003(平成15)年の第5回小樽雪あかりの路に、8人の韓国人ボランティアが参加したことが切っ掛けとなり、以後毎年欠かさず参加して同イベントを支えてきている。
雪あかりのイベントの盛り上がりとともに、韓国人ボランティアの参加も活発化した。「小樽雪あかりの路に参加し、韓国を紹介するとともに、ボランティア活動を通じて、日韓の温かい交流を知らせたい。一回で終わる活動ではないので、持続的にボランティア活動ネットワークを作ろうと努力してきた」(OKOVO)と、韓国の学生たちで組織するボランティア団体が結成された。
団体が独自にホームページを立上げ、韓国語・日本語・英語の3ヵ国語のページを設け、雪あかりの路の詳細や団体の活動内容、掲示板、写真を掲載している。この活動の中で、7月1日から17日まで、第10回小樽雪あかりの路のボランティア参加者を募集したところ、これまでで最多の756人の応募があった。
昨年参加したメンバーたちで、応募者756人から40人に絞り込み、9月1日(土)に合格者のためのオリエンテーションが開かれたという。同団体では、「新しいメンバー40人、元のメンバー10人、オーストラリアから10人になる予定。雪あかりの路の参加を、みんな楽しみにしている」と話している。
小樽雪あかりの路事務局では、「多くの韓国人に親しまれ、ボランティア参加する人も増えてくれて嬉しく思う」と、開催地小樽でも事務局内会議も行われ、徐々に動き始めることになる。
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