小樽観光の案内人を育てる「小樽観光大学校」(山田勝麿市長)は、おたる案内人1級用講座に足を運ぶことが難しいとされる市外・道外からの受講・受験希望者のため、1級用講座DVDを販売することを決めた。これを購入した1級受講者がレポートを提出することで、1級検定の受験資格が得られることになる。
小樽観光大学校は、小樽観光の一段のグレードアップを目指し、昨年10月に開校した。小樽のご当地検定(おたる案内人)で、小樽の文化や歴史などの知識を深めるための講座と検定試験(1級・2級)を実施している。これまで、1級検定を受検するためには、おたる案内人の1級用講座5回のうち、4回以上の受講が必須だった。
しかし、東京在住の小樽ジャーナルの読者から、「この1級の受験者セミナーですが、平日の夕方に5週間にわたって開催されるため、道外からの参加はとても厳しい状況です。夕方に行なわれるために東京からの日帰りでの参加は無理ですし、5週にわたって週2日も休みを取って小樽まで行くのは、東京で働いているものにとって、時間的にも経済的にも厳しいです」とメールが寄せられた。 関連記事
このため、同大学校運営委員会(西條文雪委員長)では、約2ヶ月間にわたり検討を進めた結果、来年3月2日の受験前から、1級用講座のDVDを販売し、購入した受講者がレポート提出することで、受験資格を得られるようにすることを決めた。
事務局では、「門戸を閉ざすようなものもあったが、これからは一人でも多く受講・受験してもらいたい」と、第2回(7/31~9/4)の全5講座を録画しDVD製作を開始することにしている。詳細は、9月中に決めることにしているが、1講座1DVDで5枚で20,000円(税込)で販売する予定。受験料3,000円は別途。
さらに、1級・2級有資格者には、1枚2,000円のDVD5枚10,000円で販売することも検討している。問合せ:0134-22-1177 小樽観光大学校運営委員会事務局 小樽商工会議所内
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