親子一緒に小樽の企業見学! 


kigyo1.jpg 小樽市内の小中学生を対象とした「平成19年度親子企業見学会」が、8月7日(火)13:00~17:00、市内2企業で行われた。
 これは、「ものづくりの過程や仕事の現場を見学、地元企業及び地場産品に対する理解を深める目的」(小樽市・小樽商工会議所・小樽発明会)で、夏休みと冬休みの年2回行っていた事業。財政難で市所有のバスが無くなり、貸切バスで行うことになったため、昨年から夏休み1回のみ行っている。
 今回の企業訪問は、株式会社ミツウマと石狩東洋株式会社の2企業。夏休み中の市内小・中学生とその保護者を対象に先着10組募集したところ、応募が殺到し、15組38名(小学生20名)が参加した。
 13:00に小樽市役所正面玄関前に集合し、最初に長靴製造のミツウマへ貸切バスで向かった。奥沢4丁目の工場で、早速、担当者から「ゴムぐつのできるまで」の説明が行われ、2班に分かれて工場見学へ。
kigyo.jpg 子供や保護者たちは、担当者の後ろに列を作って歩き、タイ・マレーシア・インドネシアなどから船で送られて来た生ゴムのカット、熱と圧力を加えてかかとや靴底を作る「ヒール・底プレス」、流れ作業で靴を作る「ジャッキコンベアー成型」など、生ゴムから長靴が出来るまでの全工程を、真剣に見学した。中には、熱心にメモをする子供の姿も見られた。
 花園小の道端佑弥くん(10)は、「最後の仕上げのところが楽しかった。初めて長靴が出来るところを見れて嬉しい」。保護者の一人は、「私が小学生だった50年前にもミツウマに見学に来たことがあったけれど、その時と同じ匂いがして懐かしく思う」と懐かしんでいた。
 この後、銭函5丁目にある製麺製造業の石狩東洋株式会社に向かい、製麺の工程を学んだ。
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