7月27日(金)から3日間で開催されていた「第41回おたる潮まつり」の最終日となった29日(日)は、陸に神輿・海に船団・空に花火の三拍子揃った祭りのイベントが、北国小樽の夏祭りの終わりを告げた。
潮まつり最終日の29日(日)は、朝からさわやかな絶好の祭り日和となり、小樽の陸・海・空に祭りの気持ち良さを実感させるものとなった。
13:30からは、市内各神社の5基の神輿パレードが花銀をスタートした。出発した5基の神輿は、約1,000人の威勢の良い担ぎ手により、花銀通り、サンモール一番街、中央通りをゆっくりと進み、中央ステージまでの宮入の行事をこなした。17:00には、5基の神輿は、無事、中央ステージ前の広場に勢揃いした。
海の町・小樽の夏祭りを飾る船団による小樽港を巡る「潮わたり」が、16:00の花火の合図とともに始まった。20隻の船団が列をつくり、港内を巡り海の神様への感謝を捧げた。先頭に立った屋形船や観光船には、応募した約190人の参加者が乗船し、潮わたりを楽しんだ。大漁旗を掲げた漁船も続き、快晴の港内を一巡した。タグボートは、空高く放水し、潮わたりを盛り上げていた。
最終日のハイライトとなった大花火大会が、20:00から開始され、小樽港の夜空に大輪の花が次々と咲いた。スターマインや仕掛け花火など約2,500発が打ち上げられ、会場をうずめた多くの観衆から拍手と歓声が沸き起こっていた。
潮まつりの3日間が終わると、秋の到来を実感する小樽人が多い。夏祭りの終わりとともに、北国小樽には、秋の始まりを告げる涼しい風が吹き始める。これからお盆にかけて、今度は、小樽市内各所では、盆踊りの舞台が用意され、夏の最後を踊りで締めることになる。