小樽港の勝納埠頭やその周辺の駐車場から、ズワイガニやタラバガニを満載したトレーラーが丸ごと盗難にあう被害が続いている。
11月14日夜に勝納埠頭の駐車場から冷凍カニ10トンを満載したトレーラーが丸ごと消えてなくなる盗難事件が発生。12月7日には、付近の運送業者からも10トンのカニを積んだトレーラー2台が盗難に遭うなど、カニを狙ったトレーラー丸ごと持ち去り事件があった。被害総額は6,000万にものぼっている。盗まれたカニはロシアからの輸入品で小樽港に陸揚げされ、本州に出荷するもの。運送業者はフェリーに積み込むために近くの駐車場にけん引車をはずして駐車しておくのが慣例だ。
今回の盗難事件はこの盲点を突いた犯行でけん引車でトレーラーを丸ごと持ち去るもの。運転手はけん引車を繋ぐには1分もあれば繋げると言っており、今後の盗難防止策が問われている。