海水浴中に知らぬ間に沖合いに流されるリップ・カレントと呼ばれる『離岸流』が、水の事故につながる恐れがあるとして、小樽海上保安部(港町5)では、海水浴客に注意を呼びかけている。
『離岸流』は、岸から離される沖に向かう流れのことで、外洋に面している遠浅で海岸線が長いところで発生しやすい。
市内では、海岸線の長い銭函から石狩にかけてのおたるドリームビーチやサンセットビーチ銭函などの海水浴場で注意が必要だ。
同部では、2005(平成17)年10月と2006(平成18年)4月に行った調査結果を地図と写真で分かりやすく説明している。
特にグリーンの着色マーカーで調査した写真では、離岸流がくっきりと捉えられている。同時に沖合いに流されてしまう危険のある写真もあり参考になる。
離岸流に流されたら、「離岸流の幅は約10~30メートルですので、慌てることなく、海岸と平行に泳いでみてください」と呼びかけている。
これからの海水浴シーズン、万一の水の事故を起こさないためにも、この離岸流についての予備知識を持つ必要がある。
◎関連記事
◎『離岸流』に注意
◎小樽海上保安部HP