小樽市長宅に投石!容疑者を緊急逮捕!


toseki.jpg 22日(日)午前0:00頃、市内桂岡の山田勝麿小樽市長(68)宅の窓ガラスなどが投石で割られるという事件が発生し、小樽警察署は、器物損壊容疑で市内花園4の無職・中山秀雄容疑者(63)を緊急逮捕した。
 中山容疑者は、22日(日)午前0:00頃、市長宅周辺で「市長出て来い」などと叫び、玄関ドアを叩くなどして面会を求めたが、返事がなかったことに腹を立て、こぶし大の石4個を投げつけ、1階和室の窓ガラス1枚を割り、玄関ドアを蹴飛ばして破損させた。山田市長は東京に出張中で、妻(62)が110番通報した。
toseki1.jpg 同容疑者は、これまで市有地の取得問題や産業廃棄物の不法投棄など、数件の事案について、各担当部にクレームをつけることがあったという。
 市の山田厚総務部長は、「このたびの、市長宅への投石、器物破損事件は、その原因について詳細を把握していませんが、一部報道によれば『市に意見があったので市長に会って話がしたかった』とのことであるようですが、真夜中に面会を求めるとか、非常識であり、また、返事がないからといって、投石や玄関ドアを蹴飛ばすとかの暴力行為に出ることは断じて許される行為ではありません。容疑者とは市有地の取得問題や、産業廃棄物の不法投棄など数件の事案について各担当部と話し合いや行政指導を行っていたケースは把握しています。今回の事件を教訓に、危機管理マニュアルの策定を検討したいと考えています」とコメントしている。
 器物損壊罪とは、刑法第261条で、「他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する」と規定されている。