定年退職の恩師に“先生のアルバム”!


yearbook.jpg 小樽で38年間の教員生活に幕を下ろした恩師に、教え子の第1期生たちが“先生のアルバム”を作成し、4月21日(土)の先生の卒業式(祝賀会)にプレゼントする。
 柳谷正孝先生の初めての教え子だった稲穂小卒の丸岡裕幸さん(48)が、先生の退職を祝う会企画中に、「子供の写真を撮ったり文集を作ったりしたけど、自分のものってないんだよね」(柳谷先生)とのつぶやきから、教え子たちが“先生のアルバム”作成に取り組むことになった。
 38年間、小樽の稲穂小や手宮西小など7小学校での教員生活を振り返る自分史の作成は、これまでの教え子たちと連絡を取り、原稿の依頼やメッセージ広告協賛など協力を求めるところからスタートした。
 当時の写真や流行っていたもの、学級通信や学級ノートなどの資料集めを行い、小樽在住の有志12人が学校ごとに手分けして作り上げていった。当時のことを思い出しながら、パソコンでの編集作業などに苦戦しながら、40日間かけ、このほど、A4約40ページの“先生のアルバム”が完成した。
 丸岡さんは、「貧しくてもみんなが真っ直ぐに生きていたイメージが伝わる一冊。なんとか形になった」とページをめくり、当時を振り返る。
 『先生のアルバム』は、80部印刷し、祝賀会参加予定の60名や関係者に配布する。