JR小樽駅や天狗山頂上など市内8ヶ所に設置されている観光俳句ポストの2006(平成18)年度入選句集が取りまとめられ、このほど発行された。
観光俳句ポストは、1992(平成4)年10月に設置され、これまで、1万6,000人もの投句があった。2006(平成18)年度は、600句を超える作品が寄せられた。小樽運河や天狗山、祝津などの各観光スポットが見せる四季折々の情緒溢れる句や小樽が持つノスタルジックな雰囲気を思わせる数々の作品が投句された。
この中から小樽俳句協会が、春・夏・秋・冬別に、特選、秀作、入選、小中高生の句をそれぞれ選考した。
小樽市観光俳句の予算は10万円で、この入選句集も130部しか印刷せず、関係者に配るのみだった。しかし、インターネット化が進み、小樽市役所のホームページで、春・夏・秋・冬の特選12句をアップしている。予算が少なく印刷部数も限られている中、インターネットの活用で、この観光俳句が全国に配信出来るようになった。