雪の中、巡視船が外国船を救助!

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漂流している「ユートン2号」
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曳航している巡視船“ほろべつ”

 小樽海上保安部の巡視船“ほろべつ”が、積丹半島神威岬沖で漂流していた外国船を救助した。
 11月15日(金)6:50に、ロシアのコルサコフ港から韓国の釜山港へ向かっていた、カンボジア船籍の冷凍運搬船「YUTONG2(ユートン2号)」(中国人12名乗組)から、「神威岬の南西約22kmの海上で、機関故障のため自力航行不能。時速約1.5kmで岸へ向け流されている。救助を求む」の一報が、第一管区海上保安本部司令センターに入った。
 一報を受けた小樽海上保安部は、巡視船“ほろべつ”(滝渕弘充船長)が救助に向かった。
 9:00に神威岬の南南西約18kmの海上で、「ユートン2号」と会合。10:49から小樽港へ向け、曳航を開始し、16:50に小樽港外に到着。
 船主が手配したタグボートに同船を引き渡して、救助を完了したもの。人命・船体には異常がなかった。当時の現場付近の天候は、雪、西又は南西の風15m、波の高さは3mで、シケていたという。 撮影は、小樽海上保安巡視船“ほろべつ”