11月15日で営業を終了し、札幌支店に統合された三井住友銀行小樽支店は、“白い恋人”で知られる札幌の石屋製菓に売却されることになっている。同店の本間支店長は「当行の常務と石屋製菓の社長が、11月6日に小樽市長を訪ね、売却が決まったことを報告している。売却価格などは、今申し上げられない」と、石屋製菓への売却を語った。
石屋製菓は札幌でチョコレートファクトリーを経営し、製菓「白い恋人」で知られ、コンサドーレ札幌のスポンサー企業としても有名。
小樽市内の銀行の跡が、日銀小樽支店は金融資料館として来年オープンで、三井住友銀行の重厚な建物が、今度は製菓業者の手に入ったことは、観光拠点がまたひとつ増えることになる。石屋製菓では「現在の建物のライトアップは継続し、将来的には、観光客と出会える観光施設の開設を予定している」と建物の活用方法を探っている。