小樽市議会議員の森井秀明市議(34)が、3月6日(火)14:00から、市役所で記者会見を開き、4月22日(日)投開票で行われる次期小樽市長選に、小樽再生の起爆剤になるために立候補することを正式表明した。
次期小樽市長選挙では、2期目の現職山田勝麿市長が、昨年の12月4日に、自民・公明・民主の既成政党と連合小樽の推薦を受け、オール与党体制での3期12年目へ向けての出馬を正式表明していた。
これに対し、森井議員は、「市長選挙が迫っても、現職市政の是非を市民の判断に仰ぎもせず、推移している状況は、小樽の将来に大きな禍根を残すことになります。
市議会に席を置いている者として、私は、このまま小樽市が沈没し、崩壊するのを黙って見ていることは出来ません。市民の新しい判断を仰ぎ、新しい小樽を市民とともに創り上げる仕事に全力を尽くす意思を固めたものです。
私は、これまでの市政が抱える問題点を明らかにし、自らの政策理念を作成し、市民の判断を仰がなければ、小樽市は、このまま、第2の夕張市になってしまいます。
お金も組織もない、たった一人での挑戦ですが、利権やしがらみがなく、情報を徹底公開する市民参加型の市政を目指し、民間人の市民の目線で市政に臨み、小樽を沈滞した崩壊するイメージから、若さとエネルギーに溢れる活力ある都市へのイメージに変えるために、小樽市民の一人として、小樽を再生させる起爆剤になろうと決意しました」と、正式表明に至る“私の想い、私の決意”を述べた。
森井氏は、現職山田市政との対立軸として、行財政改革、病院改革を上げ、次世代の子供たちのために、小樽を第2の夕張にしない!新樽病を第2のマイカルにしない!新しい小樽を市民の力で創ろう!と、小樽市民のあなたに!呼びかけた。
森井市議は、1972(昭和47)年9月生まれ、今年の誕生日で35歳となる。1996(平成8)年、北海道教育大学札幌校・保健体育科を卒業、1年間ニュージーランドに留学し、1999(平成11)年9月、北海道ライフセービングクラブを設立。2003(平成15)年に小樽市議会議員に初当選し、市議会若手のホープとして知られている。
現職山田市長の3選出馬の立候補表明には、自民・公明・民主・連合小樽・山田かつまろ後援会の錚々たる面々が顔を揃えていたが、森井市議の正式表明は、たった一人での会見となった。
森井市議は、政党会派からの推薦等は受けず、無党派市民党としての立場から無所属として出馬し、勝手連による支援の輪の広がりで現体制に挑むことにしている。
3月9日(金)19:00から、小樽市民センター・マリンホール(色内1)で、森井と新しい小樽をつくる会の主催で、財政改革・行政改革・市立病院 「このままでいいのか !! 」が開催され、実質的な森井陣営の旗揚げが行われる。
森井氏の選挙事務所は、市内都通り商店街の2階に設けられる。次期小樽市長選では、3期12年目の長期政権を目指す山田勝麿陣営に対し、国立大学卒のイケメン若手候補が、たった一人からの挑戦で立ち向かうことになる。
なお、市内には、元衆議院議員の佐藤静雄氏の市長選出馬も噂されており、3月8日(木)18:00から、小樽グランドホテル(稲穂1)で会合が開かれることになっており、佐藤氏の出方次第では、次期市長選は3人による争いになる可能性も浮上している。