2月18日(日)に閉幕した「第9回小樽雪あかりの路」に、過去最高の56万8,000人の来場者があったことが、19日(月)に分かった。
実行委員会の発表では、メインの運河会場で35万5,000人、手宮線会場で21万3,000人の計56万8,000人を数えた。これは、過去最高の来場者数を記録した昨年の50万5,000人をはるかに超える来場者数となった。期間中、天候にも恵まれ三連休とも重なったことが、過去最高の人出を呼び込むことになった。
会期中に使用されたロウソクは、運河・手宮線の両会場で約6万本、市内各地で開かれた“あかりの路”やロウソク販売所取扱分などを含めた約9万本の計15万本となった。真冬の小樽の夜空に15万本ものロウソクの灯りがゆらめいたことになる。
たくさんのボランティアの活躍に支えられている雪あかりの路で、今年は、おもてなしボランティアの会、観光ガイドクラブ、(社)小樽青年会議所、緑のまちづくりの会をはじめ、韓国ボランティア42名など、延べ1,800人のボランティアが参加し、イベントの成功に協力した。韓国物産展、小樽ガラスの世界などを開催した運河プラザ内のイベントスペースも盛況だった。
今年は暖冬異変で雪不足に悩まされ、旭展望台などから雪を大量に搬入するなど、会場作りに苦労した。搬入作業に追われ、約180台のトラックを使い、170~180万円の余分な費用負担が生じた。
同実行委員会では、「来場者数が過去最高の56万人となって本当に嬉しい。しかし、もともと来場者の数を競う祭りではない。小樽の市民が各地で灯りを広げてくれて、観光客などが、メイン会場は昨年行ったから違うところに行ってみようと言ってくれるような祭りになれば良い。メイン会場の来場者数が減っても、それでも祭りは成功なんです」と、メイン会場以外の“あかりの路会場”の広がりにも期待していた。
「雪」と「あかり」のイメージコンテスト(オブジェの出来映え)は2月28日(水)まで、愛のフォトコンテストは3月26日(月)まで応募受付中。携帯版!愛のフォトコンテストは2月19日(月)で応募締切り。
19日(月)午前からは、メイン会場のひとつ手宮線会場で、スノートンネルの撤去や雪のオブジェの取り壊し作業が進められていた。小樽の冬のイベント「第9回小樽雪あかりの路」は、過去最高の入場者数を数え、盛況のうちに幕を閉じた。
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