2月9日(金)から開かれている「小樽雪あかりの路」も、いよいよ今週末で10日間のフィナーレを迎える。最終日が迫り、市内各地の“あかりの路会場”でも火が灯され、小樽の夜がロウソクのやわらかな灯火で彩られている。
「雪あかりの路」は、多くの市民をはじめ韓国人ボランティアなどの協力で支えられている。今年は41人の韓国人ボランティアが来樽し、小樽の冬のイベントを盛大に盛り上げている。
韓国人ボランティアは、6日(火)に小樽に到着し、実行委員会と合流。寿司屋通りから日銀通りまでの旧手宮線会場約170mのオブジェ作りを行った。期間中は、朝里川温泉会場や手宮線、運河会場などで、オブジェの補修作業やロウソクの火の維持管理などに懸命に取り組んだ。
今年で2回目のボランティア参加となるイ・スルギさん(21)は、「昨年も楽しかったけれど、今年は期間がすごく短く感じるくらい楽しかった。もっと長く小樽にいて雪あかりの路に関わりたい。日本人ボランティアの人たちは、とても親切で、祭りもきれいで感銘しました」。
オ・スンホンさん(25)は、「今年初めて体験して、言葉に出来ないくらい感動しました」。ソン・ヒョン・ドゥクさん(24)は、「札幌の雪まつりもきれいだけれど、小樽の雪あかりの路は、みんなが楽しんで仕事して、すごく情を感じます。またボランティアしたい」。
イ・スン・ヒョンさん(20)は、「小樽のおかげで日本語が話せるようになったし、他の人とも話す機会がたくさんあって嬉しい。今年で2回目になるけれど、本当に来て良かった」。ユウ・ソンへさん(21)は、「大人と赤ちゃんが雪あかりを見る時に、やさしい目をするのが好き」。
ジョ・ヒョンホさん(21)は、「雪あかりの路では、日本人ボランティアの人たちと親しく話すことが出来た。本当に温かいお祭りです」。チョ・ギョンスさん(20)は、「ロウソクの灯りのような温かさをもらいました。ロウソク一つ一つで街を明るく照らして、やさしさを感じました」と、それぞれ語ってくれた。
雪あかりの路のロウソクの灯りが、日韓のボランティア同士のハートをやさしく包み、小樽から新しい日韓交流の一ページが刻まれている。
「小樽雪あかりの路」は、18日(日)に最終日を迎える。
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