冬の厳しさとロウソクの灯りのやさしさが出会い“小樽に、恋する”第9回小樽雪あかりの路が、いよいよ2月9日(金)から開幕する。
雪のオブジェに灯る温もりのあかりが、ひとつふたつと点灯され、雪あかりの路が広がっていく。2月9日(金)17:00から開幕する雪あかりの路に先立って、8日(木)16:30から、手宮線会場で試験点灯が行われた。
夕闇で辺りが暗くなるにつれ、ロウソクの灯りは一層光を増していく。点灯作業をしたボランティアたちからは、「きれいね」、「明日が楽しみ」と声が上がっていた。通りがかりの市民や観光客が、やわらかい灯りに誘われて、会場を散策する人も多く、雪あかりの路の“前夜祭”を楽しんでいた。
今年は、暖冬異変で雪不足のため、会場作りには例年と違った苦労を強いられた。スノーキャンドルを減らし、雪玉を重ねたり、雪山に穴を開けてあかりを灯すことで雪不足に工夫を凝らしている。落ち葉や色紙などで飾りつけたワックスボールもいつもよりも多めに置かれている。
「今年は暖冬で雪が少なくて大変だったが、無事開催にこぎつけることが出来て良かった。期間中は天候に恵まれれば、成功は間違いないのではないでしょうか」(実行委員会)と、明日からに期待していた。
「第9回小樽雪あかりの路」は、2月9日(金)から18日(日)までの17:00~21:00。9日(金)17:00から、小樽運河会場でオープニングセレモニーを行う。ゴスペルコンサートとともに浮き玉キャンドルが一斉に点灯、小樽運河の水面にもやわらかな灯りが浮かぶ。