北海道付近を気圧の谷が通過している影響で、1月25日(木)の小樽市内は、早朝から「大雪・なだれ注意報」が出され、強風とともに時折吹雪く荒れた天候となっており、久し振りにやって来たドカ雪で、街は真っ白に埋っている。
小樽市内は暖冬の影響で1月に入っても積雪が少なく、道路の路面も丸見えの北国の冬らしくない光景が広がっていたが、25日(木)未明から一気に雪が降り積もり、10:00の積雪は50cmを記録した。
このため、市民は早朝から雪投げに追われ、「とうとう降ってきたね」、「やっぱり」と嘆いていた。市内勝納の中央ふ頭の市民雪捨て場では、大型のトラックが次々に大量の雪を運び込み、海へ投げ込んでいた。同所の警備員は、「今日はトラックの台数が多いね。久し振りによく降ったもんね」と、次々と来るトラックの誘導に追われていた。
札幌管区気象台では、6:10、後志北部に「大雪・なだれ注意報」を発表。「25日夕方にかけ局地的に大雪となる恐れがあります。降雪量は後志北部30センチ。大雪による交通障害やなだれに注意して下さい」おたると注意を呼びかけている。