外に深々と降る雪の中、港町4にある小樽海上保安部の武道場から、「セイ」、「ヤー」との掛け声が響き渡った。
これは、1月11日(木)10:30から、小樽海上保安部(高橋努部長)の巡視船「しれとこ」特別警備隊員14名による逮捕術の初稽古の模様。
稽古の前に高橋部長は、「アメリカの同時多発テロ以来、目に見えないテロへの対応を継続している。この稽古を継続することが、未然に防止し、国民の安全を守ることになるので、しっかり訓練に取り組んでもらいたい」と訓示。
白い胴着の特別警備隊員が、約30名の幹部職員を前に、実践さながらの逮捕術の稽古に励んだ。大きな掛け声とともに、突きや受けなどの日頃の訓練を次々と披露した。
2人1組となり、犯人を直接逮捕する術を次々に繰り出し、防具を身に付けた警備隊員が武器と警棒で組合う訓練などが行われた。