小樽海上保安部(港町5)は、12月11日(月)10:00、冬の冷たい強風が吹きつける高島岬に建つ日和山灯台(祝津3)の総合点検を行った。
同部では、12月10日(日)から平成19年1月10日(水)まで、国土交通省が実施する年末年始の輸送などに関する安全総点検に合わせて、年末年始特別警戒及び航路標識の総点検を実施している。
小樽港の玄関口灯台である日和山灯台の総点検は、灯台制御盤・霧信号制御盤の動作の確認や、灯台用発電機の試運転、灯器・灯塔の点検などを中心に行った。強風吹き付ける中、屋根に上って、灯台の周囲の安全の確認などを行った。
高橋努小樽海上保安部長は、「年末も冬の海の上で活動している人たちも大勢いるため、吹雪いて視界が悪くなった時のために期待されているこの灯台を点検して、海の安全を守っていきたい」と話していた。
同灯台は、11万カンテラの光の強さで19海里(約35km)まで届く。光を発するほか、霧や雪などで視界が悪い時に、「ポーッ」という音で位置を知らせる霧信号も設置されている。