昨年、正月用の冷凍おせちパック「小樽恋の祝い膳」を売り出したが、配達予定日になっても届けられないという失態を演じ大きな話題となった、「ふうどりーむず株式会社」(銭函5・猿渡肇社長)が、今年も正月用の冷凍おせち「小樽ときめきの宴」の受付を始めている。
今年1月、会社の能力を超えた大量受注によって、年末の配達日になっても注文客におせちが届かず苦情が殺到した同社。予約が殺到し、人手も足りず箱詰め作業も間に合わなかったため、配達が正月にずれ込んでしまった。
前回の失敗から今回のおせち予約申し込みでは、受注は東京のコールセンター会社“ベルシステム”に、詰め合わせと発送は“ニチレイ”に業務を委託し、製造だけに専念することにした。
「小樽ときめきの宴」38,000円(税込、送料・手数料込)は、30cm×30cmの大きさの4~5人前。サーモン・ホタテ・ホッキの刺身、数の子、うになどの“小樽高島漁港の膳”とホタテ・サーモン・カニ・イクラの寿司などの“北海道一の膳”と“韓国宮廷料理の膳 ”の三重。現在、北海道、関東、関西など全国から6,708件の予約がある。
猿渡社長は、「前回は電話・FAX・メールで予約が1日1,000件来てしまい、100件しかお断りすることが出来ず、断ることよりも申し込みが多かった。さらにお断りすると怒られてしまったので、昨年は詰め合わせが間に合わなかった。今年は昨年と同じようにミスしたら大変ですから、社員一同緊張して一生懸命やっています」と、ミスをしないことに力を注いでいる。
小樽発の今年の正月のニュースとして全国に流れたこの話題が、来年の正月は、無事にクリア出来るかにネットスズメたちからも関心が寄せられている。恋の祝い膳がときめきの宴に変わった、ふうどりーむずの冷凍おせちに、ときめきの正月がやって来るのだろうか。
◎関連記事