発達した低気圧の影響で、11月22日(水)の小樽市内には、吹雪や強風などが吹き荒れた。
札幌管区気象台によると、冬型の気圧配置となり強い寒気が入ってきて、後志地方では23日(木)朝にかけて、西の風が海上で非常に強く、突風に注意が必要としている。
11:35には、後志北部に波浪警報と強風注意報が出され、16:30には、「暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第5号」が発表されている。小樽港北防波堤などには、高波が押し寄せ ており、漁船は港内に避難している。
荒れた天候となった小樽市内では、ダウンジャケットなどの防寒着で歩く市民や観光客が多く、ジャケットのフードを深く被り、肩を丸め急ぎ足で目的地に向かう姿が見られた。
旭展望台からは、市内が霧や吹雪によって真っ白に包まれていた。最低気温3.8℃、最高気温9.1℃を記録したが、市街の温度計では、1℃を記録するところもあり、バスを待っていた買い物客は、「こんなに急に寒くなるの」などと体を震わせていた。夕方からは、市街も吹雪模様となり、辺り一面雪一色の銀世界に変わった。
「23日は、石狩地方と後志地方では曇りで朝晩を中心に雪が降るでしょう。空知地方では、雪ですが昼過ぎから時々曇りでしょう」(札幌管区気象台)としている。