小樽商大入学式に578名! 檄文でエール

 4月2日(火)10:00から、小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)では、2019(平成31)年度入学式を同大学第1体育館で開いた。学校関係者や来賓、保護者で埋め尽くされた会場で、入学生578名(商学部533名・大学院45名)が新たな路を歩み始めた。
 今年度の入学者の内訳は、商学部昼間コース475名(男291・女184)、夜間主コース55名(男30・女25)、編入生3名(男1・女2)の計533名(男322・女211)。大学院は、現代商学専攻(博士前期過程)8名(男5・女3)、現代商学部専攻(博士後期課程)1名(男1・女0)、アントレプレナーシップ専攻36名(男31・女5)合計45名(男37・女8)。
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 入学者数のほとんどが道内出身で、市内出身入学者数は、小樽潮陵高校19名・小樽桜陽高校3名・小樽商業高校0名・双葉高校2名。最年長入学者は、商学部夜間主コース(社会人入試)の満61歳の男性、大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻の満64歳の男性。外国人留学生の学部入学者は3名、大学院は6名だった。
 和田学長は、「単に大学を卒業したということではなく、大学生活で具体的に身につけた個々の能力や意欲を問うようになっている。個人としての能力は、長い時間をかけて身につけるべきものだが、大学での生活はそのための大事な一歩となる」と述べ、3月に現役引退したイチローの記者会見で述べた「秤(はかり)はあくまで自分の中にある。それをちょっと越えていく、その積み重ねでしか自分を越えていけない」との言葉を贈った。
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 迫俊哉小樽市長は、「小樽の町の良さを存分に味わい、商大の恵まれた教育環境の中で、思い出深い大学生活を過ごされ、将来は是非、グローバルな視野で地域の問題を解決できるグローカル人材として、この町で活躍してほしいと願っている」と祝辞を述べた。
 入学生を代表して、商学部昼間コース・三野宮龍さん(月寒高校出身)は、「学生の本分を守り、学業に専念するとともに人格を陶冶し、本学の歴史と伝統を引き継ぐ学生となることを誓います」と宣誓。大学院商学研究科・菊地将矢さん(同大昼間コース社会情報学科)は、「社会に貢献できる人材となることを誓います」と述べた。
 新入生を歓迎する校歌と若人逍遥の歌(寮歌)を、同大合唱サークル「グリークラブ・カンタール」の8人がアカペラで披露。
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 式後は、恒例の応援団によるデモンストレーションが行われ、第105代目団長・谷口貴彦さん(19)率いる15名が登場し、檄文を読み上げた。
 飲酒事故防止のための講演など、新入生オリエンテーションが行われ、真新しいスーツ姿で出席した入学生たちは、少し緊張した面持ちで、これから始まる大学生活に夢を描いた。
 谷口団長は、「私は、商大が好きで入学して良かったと思ったので、新入生にも入学して良かったと思ってもらうための第1印象として、我々が少しでも目に焼き付けばと思う」と話した。
 小樽商科大学HP
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