小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)は、3月18日(月)12:30から、同学体育館で、2018(平成30)年度学位記授与式を執り行い、558人が緑丘に別れを告げ、夢に向ってまた一歩あゆみ出した。
羽織袴や真新しいスーツに身を包んだ学部学生513人と帽子やマントを着用した大学院(修士)修了者45人が会場に集まり、来賓・教職員・保護者らが出席し晴れの日を祝った。
各部の代表者が、和田学長から学位記を手渡され、改めて卒業を実感し学生生活を振り返った。
和田学長は、現在経営学・マネジメントの発明者、ピーター・ドラッカーが述べた言葉に触れ、「学び続けることの重要性を強調している。1人1人の人間が自らの人生において、自らの意思において、様々なキャリアを探し進んでいく。まさに、今の時代に当てはまる言葉。私も皆さんに同じ言葉を伝えたい。皆さんが小樽商科大学で身につけた能力は、これからの人生に必ず役立つと確信している。大切なことは、卒業後も常に学びたい気持ちを持ち続け、実行すること」と告辞を述べた。
学業が優秀な学生学部生3人・大学院商学研究科現代商学専攻博士前期過程1人・大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻1人を表彰。また、本学の名誉を著しく高めた者や学生論文賞受賞者も表彰した。
大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻の三上淳さん(45)は、学業が優秀な学生として表彰され、「札幌でコンサルタントとして働く傍ら、学び直そうと入学し2年間を過ごした。ここでは、企業分析やレポートなど、充分に鍛えられしっかりと学べた。仕事をしながら、寝る時間を惜しんで学び、沢山の優秀なメンバーの中から選ばれたことはとても光栄です」と話した。
今年度の同校就職状況は、昼間・夜間主コース513人の卒業生のうち、就職希望者は483人・内定者479人・99.2%の内定率。各コース別では、昼間コース99.3%・夜間主コース97.4%の内定率となった。非就職者21人・進学者9人。
就職先については、公務員に77人が内定し、昨年度の83人がこれまで最高(18%)。商学部でありながら公務員の人気が高い傾向が続いている。
大学院(修士)修了者45人の卒業生のうち、就職希望者は38人で内定者38人・100%の内定率。非就職者は7人・進学者0人。
大学院最高齢修了者は、アントレプレナーシップ専攻の67歳。商学部では45歳が最高齢卒業者となった。
現代商学専攻博士前期過程11人のうち、留学生修了者が7人(ロシア1・マダガスカル共和国1・中華人民共和国5)。外国人が増えている。
◎小樽商科大学
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