小樽商科大学(緑3)本気プロ2018夏「ユニバーサルデザインのススメ」チーム(5名)は、履修期間終了後も活動を続け、バリアフリー情報を掲載したガイドマップ「ふらっとおたる」を、3月12日(火)に完成させた。
その報告会が、3月15日(金)13:00から、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれた。
同チームは、小樽市・株式会社K2・一般社団法人小樽観光協会の協力で、観光地小樽の環境整備と観光従事者の福祉に対する関心の向上を目的として、「誰もが楽しめる小樽」をコンセプトに、小樽観光を楽しいものと思ってもらえるようガイドマップの作成を進めてきた。
現状を知るため、実際に車椅子に乗って小樽の街を散策。街頭や施設でアンケート調査し集計した。福祉従事者や車椅子利用者に直接聞いたことを参考に、車椅子でも満足できる小樽を特集。
店舗紹介やコラム・観光マップを掲載したガイドマップ(A4サイズ・15ページ6,000部発行)が完成。今後、観光案内所等に配布する予定。
車椅子で出かける弾丸ツアーの特集ページでは、えびす屋小樽店の人力車に車椅子をくくりつける様子を写真で紹介。利尻屋みのや本店やおたる政寿司本店、オルゴール堂海鳴楼やルタオパトスを巡る様子を掲載。
各店舗情報では、車椅子対応トイレ・入口スロープ・エレベーター等の設置状況をアイコンで表示し、チャット形式のコラムは、調べたことや聞いたことを記載し、疑問にも対応している。
最終ページには観光マップを掲載。ホテル・コンビニ・AED・身障者駐車場・車椅子・オストメイト・乳児対応トイレの場所を分かりやすくした。
本気プロメンバーは、「ユニバーサルデザインの現状について考え、福祉を気にかけるきっかけとなり、観光地小樽を広く伝えることとなれば」と期待を寄せた。
小野寺正裕課長は、「ひとつのマップにまとめると情報量が多すぎるのではと考え、今後も分かりやすい形を目指したい」と話した。
◎小樽バラリアフリーガイドHP