市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・鈴木隆学院長)で、戴帽生31名の新たなスタートを祝う「第39回戴帽式」が、11月17日(金)10:30から行われた。
同学院は今年夏、若松町にある市立小樽病院から東雲町の閉校した旧堺小跡に移転しており、2階体育館で39回目の戴帽式を挙行した。
戴帽生の家族や関係者約50名が見守る中、31名の生徒が入場し、温かい拍手で迎えられた。鈴木学院長が、「今年4月に看護師を目指し入学されたが、戴帽式の今日は入学した時よりも明確に感じていることと思います。看護師は、人間を対象とした職業です。生命の誕生から死までの患者さんを対象としております。的確に手を差し伸べられる看護師になって下さい。皆さんがこの場で卒業式を迎えることを願っています」と挨拶した。
久保真知子主幹から、生徒1人1人に新しい真っ白なナースキャップが被せられた。山田市長は、「相手を尊重する温かい気持ち、人間味溢れる看護師を目指して頂きたい。これから卒業まで、充実した学校生活を送って下さい」とエールを送った。
新たに白いナースキャップを被った戴帽生31名は、キャンドルを手に壇上に上がり、看護師への道に向かう決意を述べた。やわらかな火を灯したキャンドルを手に、「愛こそは わがつとめ わがいのち 私のために 愛はない」と、全員で学院歌を合唱し、式を終えた。