小樽の歴史と未来を繋ぐ小樽「夢」会議の集大成となる報告会を、3月2日(土)14:00から16:30まで、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開催する。2月22日(金)から、定員50名で参加希望者の応募を開始する。参加無料。
「小さな組織でもできるマネジメントの極意」と題し、オフィスAZM代表の濱野まさひろ氏が講師となり、ためになる組織作りのセミナー(60分)と、小樽の歴史から生まれた新提案のスイーツ試食会を予定している。
主催者の一般社団法人小樽物産協会(富田洋平会長・株式会社飯坂冨士商店代表取締役社長)と小樽1♡8プロジェクト(齊藤哲治リーダー・株式会社たるしぇ社長))は、平成27(2015)年度から、同市の小樽産品商品力・販売力向上事業を受託遂行する一環として、当初予定より1年延長し、一区切りとなる平成30(2018)年度までの取り組みを続けている。
同プロジェクトは、平成28 (2016)年2月設立。小売業・生産者・ホテル業等の異業種が集まり、小樽の既存資源を活用し、小樽ならではの新商品や新サービスについて話し合い、導き出す手法について学び、スキルアップと小樽を素敵に生まれ変わらせることを目的としている。
第1回目の夢会議は、2016(平成28)年4月16日に行われ、小樽を愛する約70名が出席。ワークショップでは、「残したい小樽」をテーマに話し合い、こっそり教えたい秘密や隠れた産品等から約800もの貴重なキーワードが集まり、それを基に、関連性のあるものを集積・分析し、商品開発のテーマづくりに活用した。
2018(平成30)年2月24日の中間報告会では、仮想ターゲットの22歳女子大生がSNSにアップしたくなるような商品をコンセプトに、すり身を使い未完成な中で試食会を開き、アンケートを今後の参考にした。
さらに会議を続け、小樽と言えば連想する”にしん”を使って、かつて市内に50数件あった加工場で扱った歴史あるすり身に。臭みを消すために生クリームをつなぎにしたスイーツを開発し、仮称「オタリアンボール」の試食会を今回開く。
齊藤リーダーは、「メンバー全員が、マーケッティングの本質・ものづくりの工程や考え方等のいろいろな手法を学び、習得したと思う。第1回目に集まったアイディアから発見もあり、最終的に、小樽の歴史や産品から辿りついたのがすり身。市民をはじめ皆んに来ていただきたい」と話した。
本野宏太郎サブリーダー(本野雄次郎商店代表取締役社長)は、「第1回目の夢会議に集まった市民からの意見が柱となり、ここまで来たことにお礼をし、そこから形となった商品を食べていただきたい。商品を作る手法を学び、我々のスキルアップも目的のひとつ。参加している方も、何か持ち帰ってくれれば大成功だと思う」と話す。
市産業港湾部商業労政課の池田貴裕さんは、「コンセプトはインスタ映え、22歳の女性をターゲットに対して、進んでは戻りを何度も繰り返し、ここまで形にしたプロセスが自分のためとなり、次のビジネスにどういかせるかを見ていただきたい」と話す。
小野一洋事務局は、「最初に夢会議に集まってくれた皆さんが出してくれたアイディアがベースとなり、その方たちへの報告と食品業界の方にも参加していただきたい」と呼びかける。
申込は、氏名(ふりがな)・性別・住居地域(札幌・小樽・その他)・TEL・FAX・職種・E-mailを記入し、TEL(0134-24-3331)、FAX(0134-21-2002)またはE-mailで、 2月22日(金)から受付開始。先着50名。
問合せ: 一般社団法人小樽物産協会(担当:小野)
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