実践格闘空手道場・雅実戦格闘空手道場・雅(佐藤 雅美師範)所属の佐藤悠槇さん(高3)と妹の夢玲さん(小5)は、2月10日(日)に大阪で開催された第2回WKOジャパンアスリートカップで準優勝の成績を修めた。
2月19日(火)15:30から、小樽市役所(花園2)2階市長室を胴着姿で訪れ、賞状とメダル・トロフィーを持参し、試合の様子や今後の目標を語った。
同大会は、大きな4つの全国大会のうちのひとつで、全国各地から予選を勝ち抜いた実力のある幼年から高校生までの652名が集結し凌ぎを削った。
北海道の選手は32名、同道場からは5名が出場。どさんこ勢は優勝1名で、準優勝は佐藤兄妹だけだった。
2歳から始めた悠槇さんは、中学3年生から全国大会出場を続け、高校生最後の本大会の高校75kg以上の部に出場し10名で戦った。体の大きさを生かした突進力の強さで、決勝戦まで駒を進めた。試合運びは良かったものの、顔面殴打の反則をとられ、あと一歩で優勝を逃がした。今回初めての準優勝で、手ごたえを掴んだ大会となった。
悠槇さんは、「勝てると思ったが、残念で悔しい。仲間と目標に向って練習することは楽しい」と語った。
一方の夢玲さんは4歳から空手を始め、小1年生から5年生まで、毎年全国大会に出場。3位2回・準優勝2回・優勝2回と、華々しい成績をもち、全国でも珍しく、みんなからマークされる存在だ。得意技は、ボディ攻撃で行うパンチや前蹴りや横蹴り。
同大会では小学5年女子35kg以上の部に出場し、昨年の同大会の決勝戦で負けた相手との決勝戦で、リベンジをかけて戦ったが判定負けとなった。
夢玲さんは、「注意をとられスタミナが切れてしまい、動きが遅くなり、相手の動きについていけなかった」と振り返った。
今後の目標について、悠槇さんは、「高校を卒業して、全国の強い一般と戦える。家業を継ぎ、空手を続け全国で賞を取りたい」と話し、夢玲さんは、「スタミナをつけて、動くタイプが苦手なので対応できるように練習したい」と述べた。
伯父にあたる佐藤師範は、「悠槇は、全国大会に出場していたが、これまで賞が取れなかった。こつこつやれば実るんだと道場生に示すことができ良かった」と喜んだ。
家業を継ぎ、空手に打ち込むことを決めた悠槇さんに、迫市長は「小樽を離れる子どもが多い中、1人でも多く小樽に残り、好きなことをしていてくれるのは嬉しい」と話した。
夢玲さんは、3月24日(日)に道内での大会、悠槇さんは、5月の大阪の大会の出場を予定。2人は、全国チャンピオンを目指し、さらに日々の練習が続く。
◎WKOジャパンアスリートカップ
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