小樽市議会「平成会」(大橋一弘代表)は、来年の4月の統一地方選挙で、新人の市議会議員候補者の選考を、小樽初の「公募」で行うと、11月13日(月)に発表した。
無党派市民層の声を代弁し、市民に向いた政策集団を目指している市議会会派「平成会」は、2005(平成17)年4月に、5人の市議により発足。これまでの市議会の政党会派を超えた小樽市議会の第二党会派として、これまで市議会運営のキャスチングボートを握り、市議会の報酬引き下げや定数削減で大きな役割を果たしてきた。
この市議会「平成会」の大橋一弘・大畠護・森井秀明の3議員が、11月13日(月)に記者会見を開き、~統一地方選挙に向けて「公募」を通しての市民への呼びかけ~を発表し、新しく「公募」による候補者選定を行うことにした。
「これまでの議会への取り組みに不満を感じたり、逆に、好きな小樽のために貢献したいという人たちが、自ら出馬出来る機会を設ける必要があると判断しました。想いを持っているのに出馬する方法が分からない人や小樽への貢献をしたいが、出馬するための手段が分からない人など、そのような人たちへ声が届くことを願います」と、市民に呼びかけた。
「公募」による候補者選定は、小樽市議会では初のユニークな試みで、11月14日(火)から28日(火)までの計14日間を公募期間とし、12月上旬に候補者を発表することにしている。
公募の条件は、家族や周囲の人の同意、小樽の街についての具体的な想いを持つ人、進退につき覚悟を持てる人の3つの条件を挙げている。
現有5議席の「平成会」では、この公募で新人3人程度を発掘し、「平成会」を活動の場として、市議会に新風を巻き起こしたいとしている。
大橋代表は、「市や市議会への不満が市民にある中で、議会改革について同じ理念と志を持った人を求めていきたい。8名になれば市議会第一党にギリギリなるので、志を同じくする人と声なき声が市議会に届くように共に戦っていきたい」としている。
応募者があれば面談を行い、選定条件に合えば「平成会」推薦の無所属候補として、次期市議選に臨むことになるとしている。
問合わせは、080-3236-4297 「平成会」幹事長 森井。
この新しいユニークな「平成会」の新人候補発掘の試みに、どのような反応が起きるか注目される。