ちょっとゆる~く語る会 おたるエデュケーション


 居場所作りに取り組むおたるエデュケーション(竹生美幸代表)は、「ちょっとゆる~く語る会」を、2月17日(日)13:30から16:00まで、小樽市生涯学習プラザ(富岡1)レピオで開き、エデュケーション関係者・教育関係者・興味を持つ市民らが参加した。
 おたるエデュケーションは、様々な事情で学校に行けない子ども達を応援し、居場所作りや学びの場を提供しようと、平成30(2018)年9月1日に発足。第1月曜日と第3土曜日の月2回、小樽生涯学習プラザ(富岡1)レピオで、教室を開放して、不登校の子ども達を受け入れ、子どもの気持ちに寄り添い、学びの応援等をしている。
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 今回の語る会では、小樽市教育委員会学校教育部の濱谷武司氏が、市の現状報告や登校支援室の取り組みなどを話した。◎いじめや不登校に関すること
 平成29(2017)年度の同市の病気や経済的理由がないにも関わらず30日以上欠席している児童・生徒は、小学校25名・中学校76名で、若干増加傾向にある。
 小樽市教育支援センター(教育委員会内)のコーディネーターは、保護者の要請があれば、家庭訪問や一緒に児童と登校する取り組みを行い、これをきっかけに、学校に通えるようになった事例も紹介した。
 体験発表やグループトークも行われ、「地域の声かけが安心に繋がる」「不登校の居場所、フリースクールを作りたい」や「教育は世代によって捉えかた方が違う」などの意見が発表された。
 40年間教員を務め、退職して25年になる山川隆さんは、「不登校の数が増えたことを、大変な問題と捉える。学校へ行けない子どもを抱える親の思いは大変で、不安を抱えている。未来を背負う子どもは宝。生まれて良かったと思える大人に育てなけらばならない。地域でなんとかしようという思いを、みんなで共有できればと思う」と述べた。
 同副代表の中田喜代美さんは、「今日が第一歩になると思う。ひとりひとりが自分らしく、小樽で育っていける町になれば」と期待を寄せた。
 会場には、NECソリューションイノベータ株式会社北海道支社(札幌市)の乾英男さんらが講師を務め、コンピューターについて学ぶプログラミング教室や、O-garu otaru の安達さおりさんは、紙を巻いて作るペーパークイリング製作体験、レジン体験の3つのブースが用意された。
 おたるエデュケーション(facebook)
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