北海道大学・新潟大学歯学部同好会小樽支部(大聖康洋支部長・30名)は、小樽雪あかりの路を支える海外ボランティアの労をねぎらうため、おたる政寿司(花園1)で、握りたての寿司を振舞う昼食会を、2月13日(水)と14日(木)に開いた。
初日の13日12:00過ぎに、韓国人ボランティア「OKOBO」メンバー21名(欠席2名)が、同本店3階宴会場に招かれ、中村全博会長と寿司職人2名の新鮮なネタを使っ握り寿司パフォーマンスを間近で見ながら、寿司に舌鼓を打った。
冒頭、中村会長は、「日本伝統の握りたての寿司を楽しんでください。残りの雪あかりの路を頑張ってください」と激励した。
この取り組みは、2004(平成16)年から、協力する海外ボランティアに、日本や小樽を意識した食事を提供して感謝の意を表そうと、歯科医師の有志が実施。近年は、ボランティアの要望に応え、昨年まで長年にわたり同実行委員長だった中村会長と寿司職人による握りたての寿司を味わってもらおうと開かれている。
ボランティアは2班に分かれて、席に着き、定番のマグロやサーモン、イクラの軍艦巻き、冬に油がのって美味しいカンパチやたこの頭などの握り寿司に、吸い物と唐揚げ付きで振舞われ、大満足の様子だった。
寿司を楽しみにしていたイ・ヨンジュンさんは、「3回目の参加で、寒いけど楽しい。みんな元気で仲良く頑張っている。雪あかりに来て興味を持ち、日本人の友達ができ日本語の勉強をした」と上手に日本語をで話し、東京での就職が決まっているという。
シン・ジョンウンさんは、「小学生の頃から日本語の勉強をして、現在、大学で日本語を専攻している。北海道へは3、4度来ているが、雪あかりのボランティアは初めて。イクラは苦手だったが、今日は美味しかった。嫌いなものがここでは克服できる。カンパチなどの白身が好き。今日は良い思い出になり、これから頑張れる」と話した。
原田祥二歯科医院長も駆けつけ、「ボランティアの皆さんに、毎年来ていただき、市民としても助かります」と感謝した。
韓国人ボランティアから、感謝の意を込めて、OKOBOオリジナルグッズのコーヒーカップが、原田院長と中村会長に贈られた。
14日は、韓国ボランティア「OKOBO」18名・中国人ボランティア「eVol」4名、日本人ボランティア「橙」14名が昼食会に招待されている。
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