小樽開発建設部(潮見台1)は、小樽市立花園小学校(花園5・仲倉優校長)の児童と協働で、小樽を訪れる外国人観光客等の冬道歩行を支援するため、砂まきペットボトルを配布する取り組みを、2月7日(木)に実施した。
この取り組みは2010(平成22)年から始められ、9回目となった今回は、同校5年生50名が参加。昨年11月5日に砂詰め作業を行い、砂置き場にある滑り止めとなる砂を250ccのペットボトルに詰め、英語・韓国語・中国語で書かれた取扱説明書付きのラベルを貼り700本を作った。
1月23日(水)に、英語・韓国語・中国語で砂まきに関する説明をレクチャーされ、外国語学習を行い本番に備えた。
当初、実施日を5日(火)に予定していたが、悪天のため7日(木)に延期。同校5年生49名が2班に分かれて、約250本の砂入りペットボトルを1人5本ずつ持参した。
1班目は、学校周辺の国道5号の通学路で、9:15から砂まきを体験。その後、激しく雪が降るあいにくの空模様の中、観光客が集まるスポットのひとつ小樽運河浅草橋で、外国人観光客に勇気を出して声をかけ、砂まきの協力を呼びかけた。
続々と訪れる観光客に、外国語で話しかけ自己紹介をして、説明文を見せ、転倒防止を呼びかけ、砂入りのペットボトルを手渡した。受け取った観光客は、砂をまき滑べらない効果を体験していた。
参加した児童は、「話を聞いてくれて良かった。言葉が通じた」とほっとした様子だった。2班目は、11:05からオルゴール堂周辺で、外国人観光客等に砂入りのペットボトルを配布し、協力を求めた。
仲倉校長は、「英語に関しては、年度の最後の目標に向けて実践し、観光客とふれあい、協力できたことはありがたい。観光都市に生まれ育ち、おもてなしの心を持つことも大切」と児童の様子を見守っていた。
小樽開発建設部道路計画化・仲田調査官は、「外国人が、安心安全に歩ける環境を整えるために、コミュニケーションをとりながら呼びかけていた」と話した。
◎北海道開発局小樽開発建設部
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