年少版復刻版寄贈!絵本児童文学研究センター


ehoncenter1.jpg 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、NPO法人絵本・児童文学研究センター(工藤左千夫理事長・色内1)より、子どもの読書活動の推進のため、広く市民に利用されるようにと、月刊絵本「こどものとも年少版」復刻版全50冊(34,560円相当)の寄贈があり、12月11日(火)13:30から、同館2階会議室で贈呈式が行われた。
 寄贈した本50冊を前に、工藤理事長から鈴木館長へ目録が手渡され、小樽市からは「本市の読書活動に寄与する事」と感謝状が贈られた。
 工藤理事長は、「小樽市と友好活動をする中、当センターは30周年を迎えた。年少向けの読書活動を推進すると聞き、年少版復刻版を差し上げた。有効的に活用してもらいたい」と挨拶。
 鈴木館長は、「市教委は、来年4月から地域・学校・家庭で、もっと本を読んでもらおうと計画。こどものともの本は著名な方が多く、何冊も絵本になった本。復刻版をいただき、小さな子どもがいるお母さんも子ども達と一緒に改めて手にとってもらいたい」と述べた。
ehoncenter2.jpg 月刊絵本「こどものとも年小版(福音館書店)」は、1977(昭和52)年に創刊され、今年11月号を以って500号となり、それを記念し、創刊から1981(昭和56)年5月までの50作品が復刻版として出版された。
 絵本に興味を持ち始めた2~3歳の子どもを対象にした物語だけではなく、子どもが興味を示す自動車や野菜、ねこやゾウなどの動物などを題材に、親子で楽しめる絵本シリーズとなっている。
 同センターは、2002(平成14)年に、同館・保健所・福祉部児童家庭課の4機関が共催して、小樽市ブックスタート協議会を結成し活動を続けている。同事業は、保健所の乳幼児健診時に、読み聞かせや図書セットの配布を実施。
 同年少版について、工藤理事長は、「日本の子どもの本の歴史となり、良い本は時間を越えて読まれる。親子3代が手にする本に匹敵する」と絶賛した。
 年明けの1月中旬頃から、寄贈の復刻版50冊とこどものとも約200冊を合わせ、展示紹介する予定。
 絵本・児童文学研究センター
 関連記事