小樽市議会(鈴木喜明議長)の予算特別委員会(斉藤陽一良委員長)が、10月4日(木)、市役所(花園2)第2委員会室で行われた。
共産党・酒井隆裕議員が一般会計補正予算について質問。消防署手宮出張所と高島支所を統合して、総合博物館(手宮1)駐車場に新庁舎を建設する、(仮称)消防署手宮支署建設事業費370万円について、同駐車場では、水族館への車の渋滞時や津波発生時の出動、面積の減少などによる博物館のイベント開催への支障など、建設場所として問題がないか聞いた。
消防本部総務課は、建設場所の海側は最大30㎝の津波浸水想定区域であることから、山側に約1m嵩上げしてメインの出入口を設置し、渋滞時の出動は職員の誘導で対応するとした。イベントへの影響はなるべく小さくなるように、消防と同館との間で協議中と答えた。
次に、経年劣化により破損した、高島小プールの温水暖房設備の更新費用1,100万円について、同議員は、必要な改修とした上で、「改修中の休館期間に、代替え民間プールを高島小プールと同使用料で使えるようにしてほしい」という、利用者からの要望に対する考えを聞いた。
教育委員会生涯スポーツ課は、「相当な長期間とならず、民間プール利用者との均衡の観点から対応は難しい」とした。休館期間は2019(平成31)年2月から3月にかけてを予定。
同プールは建築から24年以上が経過し、今後も突発的に使用不能となる可能性があることから、同議員は新しい市営プールの早急な整備を求めた。
迫(はざま)俊哉市長は、「今後の公共施設の整備・再編は複合化の考え方で進める。これまでの案は、プールと体育館を合わせた機能だったが、それで良いのかどうか改めて検討する」と新市営プールの整備について考えを示した。
◎第3回定例会補正予算の概要
◎H301004小樽市議会予算特別委員会1
◎H301004小樽市議会予算特別委員会2