秋の火災予防期間中である、10月25日(水)5:44頃、住宅地の小樽市石山町15-5で、早朝火災が発生。朝焼けで赤く染まる煙をモクモクと吹き上げ、炎は一気に拡大。住宅1軒を全焼、隣家を半焼させた。
全焼した焼け跡からは、男性1人の焼死体が発見された。この1棟4戸の木造2階建一般集合住宅(166平米)は、古い建物で2世帯が入居していた。このうちの1戸に住んでいる無職・藤悟さん(43)が行方不明となっており、15:00現在、警察と消防で身元を確認中。もう1戸の住人は入院中で不在だった。
隣の約70平米を半焼した木造2階建一般集合住宅(166平米)には、3世帯が入居していたが、避難してケガ人はなかった。
この火災では、5:44に通報が入り、消防車両計13台が出動し消火にあたり、7:14に鎮火した。火災発生の原因は、小樽市消防本部と小樽警察署が調査中で、市消防本部では、「原因はまだ不明だが、ストーブを使用する時期となり、火災が発生することが多くなる。しっかり点検などをしてもらい、火災予防を心がけてほしい」と注意を呼びかけていた。