冬囲い初心者講習会 シルバー人材センター


yukikakoi2.jpg 公益社団法人小樽シルバー人材センター(東雲町9・旧堺小学校)では、雪から木々を守るための「冬囲い初心者講習会」を、9月10日(月)・11日(火)9:00~15:00、同センター前庭と地下作業場の2ヶ所に分かれて開かれた。
 初日は、例年よりも多い一般市民8名・会員・会員兼講師22名が参加して行われた。地下作業場では、用意された木に縄を縛る囲いの基本「男結び」を指導。
 母親に頼まれたという女性や冬囲い経験のない市民、今年の秋に冬囲いデビューをする会員などが集まり、同センターの達人・松本和男さんと金澤和男さんらが指導にあたった。
 男結びは、荷物等にも使われる縛り方で、冬囲いには欠かせない大切な作業。ここでは、結びやすい位置で行われたが、実際には、脚立に上った高い場所や狭い場所、横や縦など、様々な箇所を縄で結ぶ技術が求められる。
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 参加者は、初めて経験する結び方に戸惑いながらも、覚えようと真剣に取り組んでいた。会社員だった男性は、今年初めて冬囲いに参加する予定で、熱心に練習していた。
 ベテランの松本さんに男結びのコツを尋ねると、「コツは特にないが練習して覚えること。簡単なようで難しく、縦や横も結ぶ。すっかりマスターするまで練習し、その後に実践する。外では、18尺(5.4m)もある高い所の囲いもあるため、十分気をつけて行うこと」と話した。
 同センターは、高齢者の豊かな経験と能力を活かし、活力ある社会づくりを目指し活動している。市内在住のおおむね60歳以上で、健康で働く意欲と能力のある人を入会条件とし、現在、男275名・女99名の計374名。植木の剪定や冬囲い・大工・宛名書き・清掃・食事の支度など、多岐に渡る仕事を提供している。
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 平成29(2018)年度の冬囲いは、約600件ほどの依頼があり、会員30名が手分けをして実施。
 11日も同時間に行われる予定。また、一般市民を対象に、10月9日(火)9:00~15:00に、同センター内で、「除草手刈講習会」を実施する。
 会員による技術の向上と後継者育成のために、10月10日(水)・11日(木)9:00~15:00、「冬囲い実践講習会」を花園グリーンロードで実施する。参加希望者は、シルバー人材センター(0134-33-9850)まで。
 9月22日(土)10:00~14:00に、シルバーフェスタ及び作品展を、センターエントランス及び研修室で実施。多くの来場者を呼び掛けている。
 小樽シルバー人材センター
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