<小樽市長選>森井氏欠席で候補3氏の公開討論会


 8月19日(日)告示・26日(日)投開票で行われる小樽市長選を前に、小樽市長選挙立候補予定者公開討論会(主催:小樽青年会議所)が、17日(金)18:30から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催され、市民321名が会場に集まった。
debate1.jpg 討論会に出席したのは、候補4名のうち、秋野恵美子氏、鳴海(なるみ)一芳氏、迫(はざま)俊哉氏の3名。前市長の森井秀明氏は欠席。
 コーディネーターを務めたリンカーンフォーラム北海道代表の笹村一氏は、公開討論会が候補者の人柄や政策を市民が判断する良い機会になることに触れた上で、「青年会議所が熱意を持って森井氏を会場に呼ぼうとしたが、残念ながら足を運んでくれなかった。討論会に出席することは義務ではないが、立候補予定者が小樽のために自分の考えや思いを伝える場である」と話し、森井氏が、本人の自己責任で討論会を欠席したことを説明した。
 同フォーラムは、公開討論会を通じて、政治家を選ぶというルールを日本に根付かせる実践づくりとネットワーク作りを行っている。
debate2.jpg 討論会では、各候補が立候補の思いを語った後、政策の優先順位について話した。
 秋野氏は「市民が主体的にまちづくりに取り組むための住民自治協議会の立ち上げと介護・医療の問題」、鳴海氏は「人口減少問題解決のための経済問題、特に小樽で一番伸びている観光産業」、迫氏は「3年間で悪化した財政と除排雪の問題、また経済政策のうち、特に国の成長戦略や道の政策の柱である観光」と、それぞれ異なる優先順位を説明した。
 続いて、財政問題、少子高齢化・人口流出、観光振興・産業振興、小樽市の諸問題について、公平を期すため、順に各自、発言時間が制限される中で討論が行われた。
 最後に、自身について一言求められると、秋野氏は「アイデア力には自信がある。いろいろ工夫したい」、鳴海氏は「争い事は嫌い。なるべく争いごとを避けて、最終的な結論を導き出したい。皆さんと仲良くやりたい」、迫氏は「根は優しいと思っている。合理性を追求しつつも人間味のある市政を進めたい」とそれぞれ話し、会場から贈られた拍手の中で、3氏は握手を交わし、予定どおり20:30に終了した。
 公開討論会動画(小樽JC)
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