双葉高生が小学生に指導 夏休み体験学習


 小樽市教育委員会は、家庭教育支援事業をさらに進めるために、「夏休み子ども向け体験学習」を実施している。
 8月6日(月)9:00~11:00に、望洋台小学校1~6年生・17名が参加して、双葉高校奉仕活動部6名と顧問の片山智和教諭が指導にあたった。
futabataiken3.jpg この事業は、様々な調査により、市内の子どもの生活習慣に、スマホの長時間使用などの課題があり、特に生活が乱れやすい長期休業において、高校生ボランティアの指導を受けて、「早寝・早起き・朝ごはん」などの子どもの生活習慣の改善に繋げることを目的としている。
 すでに2日(木)は、桂岡小学校で北照高校女子サッカー部によるサッカー体験を、3日(金)は張碓小学校で、NECソリューションズによるプログラミング体験を実施。夏休み中に10校、冬休みに8校実施する計画だ。
 同校奉仕活動部は、年間様々な活動を積極的に行い、いろいろな人とのふれあいを目標としている。
futabataiken2.jpg 今回は高学年用に、ストロー正20面体・夜光反射材のストラップ・夜光反射材ステッカー作りの3つが用意された。予めストーローを裁断したり、道具を集めて準備しておいたものを使用。
 高校生の分かりやすい説明と手本を見ながら、子ども達はすぐにコツを覚えてストローを繋げ、正20面体を完成させた。
 夜光反射材のストラップは、同校生が新しく子ども達に指導するもので、100円ショップで道具を揃え、各工程を経て完成させた。この他、夜光反射材のステッカーも作った。
 低学年は、ペットボトルのラベルを再利用した栞作りに夢中になっていた。
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 一番最初に正20面体を完成させた5年生の男子児童は、「ストローの繋げ方を覚えた。楽しい」と話した。
 2年生の夏から入部した鈴木慎之介君(3年)は、「小学生に作り方を教えるのが好きで、今日は楽しかった。後輩にも覚えて引き継いでもらいたい」と話した。
 7日(火)は、水産高校生がボランティアとなり、潮見台小学校の4年生以上を対象に、生物を観察したりする体験学習を実施する。
 小樽市教育委員会
 双葉高校奉仕活動部