蜃気楼愛好家の柴田進さん(61歳・システムエンジニア)は、蜃気楼シーズンも終わりと思われた7月31日(火)15:50~17:30頃、小樽市銭函海岸でトド岩や球形タンク、船が伸びる蜃気楼の観測に成功した。
いつもの年なら7月中旬頃に蜃気楼シーズンが終わるはずだが、今年は、現在の水温が約21℃といつもより高く、気温も30℃を超えたため、蜃気楼発生の気温と海水温の差が8~10℃以上という条件を満たし、風も波も穏やかだったこともあり、大きな高島オバケを見ることができたという。
同氏は、「今シーズン大きな蜃気楼に出会えたのは2度目です。今年は気候の変動が大きく、暑い日があったかと思うと、寒い日が続いたり、蜃気楼観測には不向きな年のように感じていたところですが、最後に大きな蜃気楼に出会えたことが幸せです」とコメントを寄せた。
また、北東方向に見える石狩湾新港のタンク群の足元や防波堤、北石狩衛生センターから厚田方面の海岸もバーコード状に変化しているのを確認した。(写真提供:柴田進氏)
蜃気楼画像の解説(柴田さん)
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