小樽市内で活動する硯池会(秋山真魚代表)の書道展と豊友会(鹿戸芳之会長)の写真展が、7月25日(水)から29日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)で同時開催中だ。
第43回目となる硯池会書道展は、小樽・札幌・静岡・東京の24名と、札幌の黒滝書道教室の小中学生5人の臨書24点と創作書道18を展示。日頃の練習の成果を発表している。
日本書人連盟代表の渡部半溟氏が、東京から小樽に戻り会員と交流を図った。
大林游貴さんは、篆書体(てんしょたい)で麓の文字を描き、掛け軸にして出展。鹿の角を線に見立てた印象深い作品に。「皆さん、年々上達している。今年はどんな文字を書いてくるのか楽しみにしている」と話した。
小学生は、「ばら」や「朝顔」、「ゆり」を元気な文字で発表。
会員の1人は、「年々書道人口も減っている。会場で書道作品を見て、興味のある方は、ぜひ入会してもらいたい」と話した。
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第29回写団豊友会写真展は、会員7名全員が、A4 又は四つ切5点とA3又は全紙サイズ1点を、1人6点ずつ出展した。
同会は、6年前からフォートピアと合流して活動を行い、毎月の例会はなく、春は桜の名所に、秋は紅葉の名所に撮影会に出かけている。
初日当番の太田照二さん(顧問)は、住吉神社の迫力ある神輿を全紙で、最近ではあまり見られなくなった厳冬期の蓮の葉氷を捉えた「厳冬の贈り物」を作品に選んだ。
鹿戸会長は、工夫して写した花火を組写真で。成沢克朗さんは、火渡りや航空ショーなどの行事に駆けつけ、シャッターチャンスを狙った。
太田さんは、「近くにいても良い材料(撮影に)はあるが、遠くへ行くと普段見られないものに出会うことがある。旅に出て何か新しいものを発見しようとする気持ちが、撮影には大切だ。北海道のあちらこちらで撮影した作品が並んでいる。この機会にご覧いただければ」と話した。
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第42回硯池会書道展と第29回写団豊友会写真展
7月25日(水)~29日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階・入場無料