小樽港を一望する高台にある「北海道小樽桜陽高等学校」(長橋3)が、創立100周年を迎え、10月13日(金)から15日(日)にかけて、桜陽文化開化展や演奏会などの記念事業を行っている。
同校は、1906(明治39)年に、北海道庁立小樽高等女学校として設立され、女子教育の名門校として知られた。1950(昭和25)年に学制改革で、男女共学となり、現在の学校名に改称し、花園町の旧校舎から現在地の長橋に移転した。卒業生は3万4,995人を数えている。
創立100周年という節目の年に、近代的な新校舎を1月に落成した。10月14日(土)には、1,100名の参加者を集めて、創立100周年・新校舎落成記念式典が行われた。
10月15日(日)14:00からの「創立100周年記念コンサート」は、小樽市民会館(花園5)で行われた。同校合唱部のOG・OB会や在校生などが集まり、庁立小樽高女校歌「しげりにしげる」や現校歌「風かがやかし丘の上」などを合唱した。同校合唱部は、昭和40年代には、2度にわたってNHK全国合唱コンクールで最優秀賞に輝いた実績を持っている。
記念事業として、1924(大正13)年に購入し、同校で長年愛用されてきたスタインウェイピアノを、82年ぶりに購入時そのままに修復再現して、記念コンサートが行われた。満席となった会場からは、修復されたピアノの音色と合唱が続き、大きな拍手が送られていた。
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