創業70周年を迎えた三立機電株式会社(色内2)は、創業年数にかけて70万円を、小樽市総合博物館(手宮1・石川直章館長)所蔵の蒸気機関車アイアンホース号修理にと寄贈。
同社は、1947(昭和22)年5月1日に創業し、地域に貢献する企業として、日立製品関連システムの販売・工事及び保守・サービス事業を展開している。
7月13日(金)13:30から同館本館しづかホールで、同社・谷内馨一取締役会長と吉田安伸代表取締役社長が出席し、林秀樹教育長から感謝状が贈呈された。
同館では、同蒸気機関車の修理費約1,200万円のうち600万円を集めるため、4月23日(月)から7月21日(土)までの90日間、ガバメントクラウドファンディング(GCF)を実施。
終了までの日数を残し、同社の寄贈により目標額を上回った642万円が集まり、関係者を喜ばせた。
旧手宮線近くに生まれ育ち、1980(昭和55)年の小樽青年会議所時代、義経号・しづか号の再会に思いを馳せた谷内会長(76)は、「この施設は、全国でも有数の誇れる鉄道施設。アイアンホース号が再び走ることで、市民の皆さんにも思い起こしてもらいたい」と話し、吉田社長は、「締め切りも近く、目標額に届かないと危惧されていたことから、創業年数の70万円を寄附させたもらった。目標金額を達成し市民としても嬉しい」と話した。
目標額達成に石川館長は、「本音は自信がなかった。300人近くの方々に協力を得た。感じる責任は大きい」と安堵した。
今後、21日までは寄附を募り、林教育長は、「集められたお金は、今回の寄附の目的に反しないように、同蒸気機関車の整備等に役立てたい」とした。
◎蒸気機関車アイアンホース号復活プロジェクト
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