実戦格闘空手道場・雅(清水町・佐藤雅美師範)所属の佐藤夢玲さん(10・稲穂小5年)は、6月24日(日)に東京体育館で開催された、カラテドリームフェスティバル2018国際大会(新極真会主催・選手3,021名)組手小学5年生女子重量級で優勝し、2連覇を果たした。
7月3日(火)16:30から、市役所(花園5)2階市長応接室で報告会が開かれ、佐藤師範と共に巨大なトロフィーを持参した夢玲さんは、全国制覇の貫禄を示した。
夢玲さんを指導する佐藤師範は伯父で、母親と伯母も空手家の環境に生まれ、3歳の時から空手を始めた。
小学1年生から全国ジュニア選手権に出場、小2で3位、昨年の組手小4女子重量級で初優勝し、市長を表敬訪問している。夢玲さんの道着の右肩から腕にかけて、2014(平成26)年から2018(平成30)年までの道内代表エンブレムが貼られている。
この大会へは、所属する道場から7名、道内からは43名が出場したが、優勝したのは夢玲さんだけだった。
各都道府県を代表する強者たちが集まるレベルの高い大会で、他の選手は2回戦までがもっとも良い成績。国際大会は2年に1度で、夢玲さんの対戦するグループには、残念ながら外国選手はいなかった。
夢玲さんの出場は最終日の午後からで、他の選手からの期待を受け、かなりのプレッシャーを感じていた。昨年の優勝者ということで1回戦目はシード、2回戦目から始まった。
準々決勝、準決勝と順調にコマを進めたが、準決勝戦は、全国上位入賞者との初めての対戦で一番手こずり、苦戦の末勝利を収め、決勝戦では、昨年と同じ相手を再び倒し、快挙を成し遂げた。
夢玲さんは、「苦戦した場面もあったが、同じ道場の人がいてくれて力強く、2連覇できて嬉しい」と喜びを語り、次の夢は「3連覇」、将来の夢は「世界チャンピオン」と答えた。
市長は、「レベルが高い中で、2連覇を成し遂げたのは、日々の練習を乗り越えた結果。これからは、多くの人に注目され、模範となる空手家になってもらいたい。活躍を期待している」と激励した。
佐藤師範は、「みんなの思いがプレッシャーになり、優勝して開放されたのか号泣していた。道内に敵はいなが、全国大会では、都道府県の代表者が集まる。様々な大会で成績を残し、16歳から出場できる世界大会に向けて準備を始めているところ」と話した。
7月1日(日)に道場を稲穂町から清水町に移転。少年の部は火〜金17:00〜18:30、一般の部は月・木19:00〜21:00。夢玲さんは、ほぼ毎日練習に参加している。
次回の大会は、7月22日(日)に札幌きたえーるで、チャレンジカラテトーナメント2018の20周年記念大会を開催。道内外から選手が集まる貴重な大会となる。
◎新極真空手
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